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Macトラブル

昔のCD、Macに取り込んでiPhoneで聴く方法

2026年8月22日

相談者さん
相談者さん

昔買ったCDがたくさん出てきたんです。パソコンに取り込んでiPhoneでも聴きたいんですけど、iTunesを探しても見当たらなくて……どのアプリを使えばいいんですか?

エイチエイチ
エイチエイチ

iTunesは無くなったわけじゃなくて、名前が変わって機能はちゃんと残ってるんです。順番に取り込んでいきましょう。

CDプレーヤーを持たなくなった世代からも、久しぶりにMacを触る世代からも、同じくらいの頻度で聞かれる定番の相談です。「実家からCDが大量に出てきた」「昔のコレクションを整理したい」というタイミングで相談を受けることが多いです。

共通しているのは、「iTunesを探したけど見つからない」というつまずき方です。ここさえ整理してしまえば、取り込み自体はそれほど難しくありません。

結論:CD取り込みは「ミュージック」アプリが引き継いでいる

先に答えを書いておきます。

macOS Catalina(2019年)以降、iTunesは「ミュージック」「テレビ」「Podcast」の3つのアプリに分割されました。CDの取り込み機能は、このうち「ミュージック」アプリが引き継いでいます。

取り込んだ曲をiPhoneでも聴くには、iCloud経由での同期が基本ルートです。ただしこれは有料(Apple MusicまたはiTunes Match)が前提になるので、無料で済ませたい場合はケーブル経由の手動同期を選びます。この記事では両方の手順を紹介します。

対応環境
  • プラットフォーム:Mac(光学ドライブ搭載機、または外付けCD/DVDドライブ)+ iPhone
  • OS要件:macOS/iOS 全般
  • チップ:Intel / Apple Silicon 両対応

なぜ「iTunesがない」と迷うのか

Windowsから乗り換えた方や、しばらくMacを触っていなかった方ほど、このつまずきに引っかかりやすい印象があります。Windows版のiTunesは今もそのままの形で存在しているため、「Macでも同じはず」と探してしまうのが原因です。

Mac版だけが2019年のmacOS Catalinaで機能ごとに分割され、音楽ライブラリ管理は「ミュージック」アプリに、動画は「テレビ」アプリに、Podcastは「Podcast」アプリに、それぞれ引き継がれました。呼び方が変わっただけで、CDの取り込み機能自体はそのまま使えます。

手順1:CDをMacに取り込む

  1. Mac内蔵、または外付けのCD/DVDドライブにCDを挿入する
  2. 自動的に「ミュージック」アプリが起動する(起動しない場合は手動で開く)
  3. 「このCDをミュージックライブラリに読み込みますか?」の確認が出たら「はい」を選ぶ
  4. Wi-Fiに接続していれば、曲名・アーティスト名はCDDB(曲情報データベース)から自動取得される
  5. 取り込みが完了すると、ライブラリの「最近追加した項目」などに反映される

手順2:取り込み形式(音質)を選ぶ

取り込む前に音質や容量のバランスを決めておきたい場合は、以下から設定します。

  1. ミュージックアプリのメニューバー →「ミュージック」→「環境設定」
  2. 「読み込み設定」ボタンをクリック
  3. 「読み込み方法」から選択する
  4. AACエンコーダ(既定。iPhoneなどとの互換性が高い)
  5. Appleロスレス(高音質だがファイル容量が大きい)
  6. MP3エンコーダ(汎用性重視)

迷ったら既定のAACエンコーダのままで問題ありません。

手順3:iPhoneでも聴けるようにする

ここからは2つのルートに分かれます。それぞれ向いているケースが違うので、自分に合う方を選んでください。

方法A:iCloud経由(ワイヤレス・おすすめ)

Apple MusicまたはiTunes Matchのサブスクリプションが必要ですが、一度設定すればWi-Fi経由で自動的に同期されます。

  1. Mac:ミュージックアプリ →「環境設定」→「一般」タブ →「ライブラリを同期」をON
  2. iPhone:「設定」→「ミュージック」→「ライブラリを同期」をON
  3. Wi-Fi経由で自動的にiPhone側にも表示される(ストリーミング再生、または端末へのダウンロードも可能)

方法B:ケーブル経由(手動同期・無料)

サブスクリプションなしで済ませたい場合はこちらです。

  1. iPhoneをMacにケーブルで接続する
  2. Finder(macOS Catalina以降はFinderがiTunesの同期機能を兼ねている)でiPhoneを選択する
  3. サイドバーの「ミュージック」タブを開く
  4. 「ミュージックを同期」をONにし、同期したいプレイリストやアルバムを選択する
  5. 「適用」をクリックして転送を開始する
無料で済ませたい場合

「ライブラリを同期」には Apple Music または iTunes Match のサブスクリプションが必要です。課金せずに済ませたいなら方法B(ケーブル同期)一択になります。

つまずきやすいポイント

相談の現場でよく出てくる、見落としがちなポイントをまとめます。

取り込んだ曲はMac内にファイルとして残る

取り込んだ曲は、~/Music/Music/Media.localized/ 配下に自分のMac内のファイルとして保存されます。iPhoneで聴くかどうかに関わらず、CDを取り込んでおくこと自体がバックアップの意味も持ちます。CD本体を紛失・破損しても、Mac側にデータが残る形です。

曲情報が自動取得できないCDもある

古いCDやマイナーなCDでは、曲名やアートワークが自動取得できないことがあります。その場合は手動で曲名を入力するか、該当の曲を右クリック →「情報を見る」から編集します。

コピーガード付きCDは取り込めないことがある

古い規格のコピーガード付きCDは、正常に取り込めない場合があります。取り込みエラーが出るCDに当たったら、コピーガードの可能性を疑ってみてください。

よくある質問

iTunesはどこに行ったんですか?

なくなったわけではなく、macOS Catalina(2019年)以降「ミュージック」「テレビ」「Podcast」の3アプリに分割されました。CD取り込みは「ミュージック」アプリが担当しています。

課金せずにiPhoneで聴く方法はありますか?

あります。Apple MusicやiTunes Matchに入らず、Finder経由でiPhoneとケーブル接続して手動同期する方法(方法B)なら無料で完結します。

取り込んだ曲のデータはどこに保存されますか?

~/Music/Music/Media.localized/ 配下に、Mac内のファイルとして保存されます。

どのCDでも取り込めますか?

基本的には取り込めますが、古い規格のコピーガード付きCDは正常に取り込めないことがあります。

まとめ

「iTunesがない」で止まっていた方は、まずミュージックアプリを開いてCDを挿してみてください。名前が変わっただけで、操作感自体はそれほど変わっていません。


対応環境

項目 内容
プラットフォーム Mac(光学ドライブ搭載機、または外付けドライブ)+ iPhone
OS要件 macOS/iOS 全般
チップ Intel / Apple Silicon

macOSのアップデートで設定画面の名称や配置が変わることがあります。実際の画面と異なる場合は、記事の更新が追いついていない可能性がありますのでご了承ください。気づいた点があればお知らせいただけると助かります。


本記事は、実際のMac相談事例(300件超の相談実績)をもとに執筆しています。