
Dockのアイコン、気づいたらこんなに増えてて……。使ってないアプリまで並んでるんです。
消しても消しても、また出てくるんですよね。これ、実は「消し方」の問題じゃないんです。
Mac相談を受けていて、Dockの相談は本当によく出てきます。しかも面白いことに、ほとんどの方が「削除の仕方が分からない」と思っているのですが、原因はそこではありません。
Dockのアイコンには性質の違う2種類があって、それを見分けられていないだけなんです。逆に言えば、見分けがつけば数クリックで片付きます。
結論:アイコンは2種類ある。「常駐」か「一時表示」か
先に答えを書いておきます。
| 種類 | 性質 | 消し方 |
|---|---|---|
| 常駐アイコン | Dockに登録済み。手動で外すまで消えない | 右クリック →「オプション」→「Dockから削除」 |
| 起動中の一時アイコン | アプリを開くと現れ、終了すると消える | アプリを終了すれば自動で消える |
つまり「消したのにまた出てくる」というのは、アプリを起動するたびに一時アイコンが現れているだけか、知らないうちに常駐登録してしまったかのどちらかです。
- プラットフォーム:Mac
- OS要件:macOS 全般
- チップ:Intel / Apple Silicon 両対応
増える原因は3パターン
相談を受けていると、原因はだいたい次の3つに絞られます。自分がどれに当てはまるか、先に見当をつけておくと解決が早いです。
パターン1:「Dockに残す」を意図せず押していた
一番多いのがこれです。起動中のアプリを右クリックすると「オプション」の中に 「Dockに残す」 という項目があります。ここに何かの拍子でチェックが入ると、そのアプリは終了しても消えなくなります。
「一時アイコンだと思っていたものが、いつの間にか常駐アイコンに昇格していた」という状態ですね。
パターン2:アプリが完全に終了していない
Macではウインドウを閉じてもアプリは終了しません。ここがWindowsと大きく違うところで、乗り換えた方がほぼ全員つまずきます。
左上の赤い「×」ボタンはウインドウを閉じるだけ。アプリ自体は動き続けているので、Dockのアイコンも残ったままです。
Dockのアイコンの下(または横)に小さな点が付いていたら、それは「起動中」の印です。
パターン3:ログイン時に自動起動するアプリが増えた
Macを起動しただけで勝手に開くアプリが増えていくと、その分Dockも埋まります。これは Dock の問題ではなく「ログイン項目」の問題なので、そちらを整理する必要があります。
Dockの設定に「最近使ったアプリケーションをDockに表示」という項目があります。これがONだと、開いたアプリが右側の区切り線あたりに自動で並びます。
これを「勝手に増えた」と誤解されるケースがとても多いです。心当たりがある方は、後述の手順4でOFFにしてください。
手順1:不要なアイコンをDockから外す
まずは今すぐスッキリさせましょう。
- Dock上の不要なアイコンを右クリック(またはトラックパッドを2本指でタップ)
- 「オプション」にカーソルを合わせる
- 「Dockから削除」をクリック
もっと簡単な方法もあります。アイコンをDockの外へドラッグして、指を離すだけです。「削除」という文字が出たら離してください。
Dockから外しても、アプリがアンインストールされるわけではありません。Launchpad や「アプリケーション」フォルダには残っているので、いつでも起動できます。
ここが不安で作業できない、という相談も多いのですが、安心して外して大丈夫です。
手順2:「Dockに残す」のチェックを外す
パターン1に当てはまる場合の対処です。
- 該当アプリのアイコンを右クリック
- 「オプション」を開く
- 「Dockに残す」にチェックが入っていたら、クリックして外す
これで「起動中だけ表示、終了したら消える」という本来の動きに戻ります。
手順3:アプリをきちんと終了する
パターン2の場合です。ウインドウを閉じるのではなく、アプリ自体を終了します。
- キーボードなら command + Q
- メニューバーの左上(アプリ名の部分)から「◯◯を終了」
Dockのアイコン下の点が消えれば、正しく終了できています。
手順4:Dockの設定そのものを見直す
根本的に散らかりにくくする設定です。
- システム設定を開く
- サイドバーから 「デスクトップとDock」 を選ぶ
- 次の項目を確認する
| 設定項目 | おすすめ |
|---|---|
| 最近使ったアプリケーションをDockに表示 | OFF(勝手に増える原因) |
| Dockを自動的に表示/非表示 | 好みで。画面を広く使いたい方はON |
| サイズ/拡大 | アイコンが多いなら小さめ+拡大ONが見やすい |
macOS Ventura(13)より前は「システム環境設定」という名前で、項目も「Dockとメニューバー」でした。Ventura以降は「システム設定」に変わり、「デスクトップとDock」という名前になっています。
画面の見た目は変わりましたが、設定できる内容はほぼ同じです。
手順5:起動時に勝手に開くアプリを止める
パターン3の場合は、Dockではなくログイン項目を整理します。
- システム設定 → 一般 → ログイン項目
- 「ログイン時に開く」のリストから不要なアプリを選ぶ
- 下の 「−」ボタンで削除
こちらは別記事で詳しく扱っているので、心当たりがある方は合わせてご覧ください。
つまずきやすいポイント
相談の現場で「あ、そこでしたか」となる部分をまとめます。ここが分かると一気に楽になります。
区切り線の左と右で意味が違う
Dockの真ん中あたりにうっすらとした区切り線があります。ここを境に、意味がまったく違います。
- 左側:アプリケーション
- 右側:書類・フォルダ・ゴミ箱
「フォルダを消したいのにアプリの話をされている」というすれ違いが、この線を意識していないと起こります。まずは自分が消したいものが左右どちらにあるか、確認してみてください。
Dockを整理しても速くはならない
「アイコンが多いとMacが重くなりますか?」と、かなりの頻度で聞かれます。
答えは 速度には影響しません。Dockは見た目の問題です。動作が重いと感じている場合は別の原因があるので、Dock整理では解決しません。
ただ、目に入る情報が減ると作業に集中しやすくなるという効果は確かにあります。そういう意味では整理する価値は十分あります。
消えないアイコンが1つだけある
Finder とゴミ箱は、仕様としてDockから外せません。この2つだけは「消せないのは故障かも」と心配しなくて大丈夫です。
よくある質問
Launchpad か「アプリケーション」フォルダからアプリを起動すると、一時的にDockに現れます。その状態で右クリック →「オプション」→「Dockに残す」を選べば常駐に戻せます。
そのアプリが起動中であることを示す印です。点が付いているのに使っていないアプリは、command + Q で終了できます。
できます。アイコンをドラッグして好きな位置に動かすだけです。よく使うアプリを左端に寄せておくと、目的のアイコンを探す時間が減ります。
Dockからの削除でアプリ本体が消えることはありません。アンインストールは別の操作なので、混同しなくて大丈夫です。
まとめ
- Dockのアイコンには常駐と起動中の一時表示の2種類がある
- 「消しても出てくる」のは、起動のたびに一時アイコンが現れているか、「Dockに残す」が入っているか
- Macはウインドウを閉じてもアプリは終了しない(command + Q で終了)
- 「最近使ったアプリケーションをDockに表示」をOFFにすると勝手に増えなくなる
- 起動時に勝手に開くアプリは、Dockではなくログイン項目の問題
- Dock整理は見た目の問題で、速度には影響しない
Dockは毎日目に入る場所です。ここが整うと、Macを触るときの気持ちがけっこう変わります。まずは使っていないアイコンを2つ3つ外してみてください。
ついでに見直したいもの
Dockを整理して画面がスッキリしたら、次は作業そのものの区切りを作ると効果が出やすいです。
私が開発しているポモドーロタイマーアプリ Focusing! は、25分の集中と5分の休憩を淡々と刻んでくれるアプリです。Dockを片付けて視界がクリアになったタイミングで使い始めると、集中が続きやすくなります。
※こちらは私自身が開発したアプリです。アフィリエイトではありません。
対応環境
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | Mac |
| OS要件 | macOS 全般 |
| チップ | Intel / Apple Silicon |
確認済みOSバージョン:macOS Sequoia(15)/ macOS Sonoma(14)/ macOS Ventura(13)
macOSのアップデートで設定画面の名称や配置が変わることがあります。実際の画面と異なる場合は、記事の更新が追いついていない可能性がありますのでご了承ください。気づいた点があればお知らせいただけると助かります。
本記事は、実際のMac相談事例(300件超の相談実績)をもとに執筆しています。
