イライラしてくると、冷たい飲み物をガブガブ飲んじゃうんですよね。それで結局おなかを壊す、というのを何度もやりました。
もともと冷たい飲み物が好きです。無糖のアイスコーヒー、アイスティー。時期によっては、本当にリッター単位で飲んでいました。
問題は、イライラしているときも同じ勢いで飲んでしまうことでした。しかも普段より速いペースで。結果、体調を崩す。イライラの上に腹痛が乗ってくるので、状況はさらに悪化します。
そんなときにたどり着いたのが、あえて温かいものを飲むという方法でした。白湯でもいい。それだけで、驚くほど落ち着きます。
温かい飲み物に切り替えて、何が変わったか
① イライラがいったん止まる
これが一番大きい効果です。冷たい飲み物は勢いよく飲めてしまいますが、温かい飲み物はそもそも急いで飲めません。熱いので、ゆっくり口をつけるしかない。
この「速く飲めない」という物理的な制約が、そのまま気持ちのブレーキになります。ガブ飲みできないから、自然とペースが落ちる。ペースが落ちると、気持ちも一緒に落ち着いてきます。
② 「焦り」まで軽くなった
これは自分でも意外だった効果です。
イライラしているとき、よく観察してみると、同時に「焦り」も発生していることに気づきました。早く片付けなきゃ、なんでうまくいかないんだ、という気持ち。イライラと焦りはセットで来ることが多いんです。
温かいものを飲むと、このうちの焦りのほうも一緒に軽くなりました。イライラだけを狙って対処したつもりが、二つまとめて効いた形です。
③ 「淹れる時間」が間をつくってくれる
温かい飲み物には、飲む前に淹れる動作があります。お湯を沸かす、ドリップパックをセットする、注ぐ、少し待つ。
この数分が、そのまま「いったん止まる時間」になります。作業から物理的に離れて、手を動かす。それだけで、頭の中を占領していたイライラの密度が薄くなります。
とはいえ、私が使っているのはドリップパックやティーバッグです。豆を挽いたり、凝ったことは一切していません。それでも十分に効きます。 むしろ、手が込んでいないほうが「面倒だからやめておこう」とならなくて続きます。
落ち着くと、変な判断をしなくなる
イライラしたまま作業を続けると、だいたいロクなことになりません。雑なメールを送ってしまったり、後で見返すと意味の分からない判断をしていたり。
温かいものを一杯飲んでから戻ると、そういう変な判断をしなくなります。温かいものを飲んでいるのに、冷静になれる。書いていて少しおかしな話ですが、実際そうなのだから仕方ありません。
続けるための道具えらび
この方法の弱点は、「お湯を沸かすのが面倒」で挫折しやすいことです。イライラしているときほど、ひと手間が億劫になります。そこを道具でつぶしておくと、続けやすくなります。
お湯を沸かす手間を減らす:電気ケトル
温度調節ができるタイプだと、コーヒーは高め、緑茶は低めと使い分けられます。細口のものは、そのままドリップにも使えます。
沸かしたお湯を持ち歩く:保温ボトル
さらに手っ取り早いのが、朝にまとめて沸かして保温ボトルに入れておくやり方です。イライラしたその瞬間に、注ぐだけで温かいものが飲める。「沸かす」という最後のハードルが消えます。
容量が大きいものを選べば、夕方くらいまで持ちます。
味を変えて飽きないようにする:スティックタイプ
毎回同じものだと飽きます。マイボトルやカップに溶かすだけのスティックタイプなら、荷物にならず味を変えられます。
お湯を沸かすのすら面倒なら
そもそも沸かす工程を無くしてしまう、という手もあります。お湯が出るタイプのウォーターサーバーなら、レバーを倒すだけです。設置スペースと固定費はかかりますが、「面倒だからやめる」を根本からつぶせます。
注意点:カフェインの摂りすぎに気をつけて
ひとつだけ気をつけたいのがカフェインです。
イライラするたびにコーヒーや紅茶を飲んでいると、一日の杯数はけっこうな数になります。もともとリッター単位で飲んでいた身としては、ここは特に自覚的でありたいところ。緑茶や紅茶にもカフェインは含まれるので、「コーヒーを避ければ大丈夫」とも言い切れません。
なので、カフェインを含まない選択肢も持っておくのがおすすめです。
- 白湯 — カフェインゼロ。何も用意しなくてよく、いつでもできる
- ノンカフェインのお茶 — ルイボスティー、麦茶、ハーブティーなど
- デカフェのコーヒー・紅茶 — いつもの味に近いまま、カフェインだけ避けられる
夕方以降にイライラしたときは白湯かノンカフェインに切り替える。それくらいの使い分けで十分だと思います。
まとめ
- イライラすると冷たい飲み物をガブ飲みしがち。速く飲めてしまうぶん、体調も崩しやすい
- 温かい飲み物は急いで飲めない。その物理的な制約が、そのまま気持ちのブレーキになる
- イライラと同時に湧いている「焦り」も一緒に軽くなる
- 淹れる動作そのものが、いったん止まる時間をつくってくれる(ドリップパックで十分)
- 落ち着けば、変な判断をしなくて済む
- 続けるコツは「面倒」を道具でつぶすこと(電気ケトル・保温ボトル・スティック)
- ただしカフェインの摂りすぎには注意。白湯やノンカフェインという選択肢を持っておく
特別な道具も準備もいりません。白湯ならお湯を沸かすだけです。イライラしてきたな、と気づいたときの選択肢として、頭の片隅に置いておいてもらえたらうれしいです。
